群青の空も灰に侵食されて日は翳り 塞ぎこみウサギ
街々に住まう人型の人形たちは一瞥もくれず
あくせくと日々を全うし 帰路に着く 
また夜に死に 朝に産まるるがタメのサヒクルを
 
群れた羊は群れていてこその羊
群れを離れれば一人生きる気力も無ひ
舎獄にて黙々と黙すコトでのみ生を与へらるる
又 生を全うしようか 死といふ見果てぬ覚醒までの夢を現に見ようか
 
独りになられるのなら覚悟しやんせ
とっぷり甘い蜜にぬるぬると浸かり続けるのも止めも致しませぬ故
妾は止めは致しませぬ故
物事 規律 背反 集団 離脱 孤独に万象
個体 役体 鬼体 疑固 情発 撒華に回生 見上げる空 快晴
 
何故にさも悲しき気色にありますのやら
 
狂々 散々 狂々 散々
 
華の香 残り香 いつみきとてか
醒めて 怖気て 逃げて 轢
実に強く在れ 然も強くあれ
 
狂々 散々 狂々 散々